音痴の稽古場日誌

虚仮華紙×劇団森企画公演「音痴の夢を観る観るうちに、遠方の遊星になるとゆう」の稽古記録です

遊星(末岡)

末岡は「遊星」で、って言われました。

遊星をテーマに文章を書くのは初めてです。難しいですね。ヤフー知恵袋に同じような困った人が過去にいないかなと検索かけても、いませんでしたね。困ったもんだ。


 どうやら、調べてみると「遊星」とは「惑星」と同義語だそうです。かといって、惑星で何を書けるのだろう。あっ、そういえば、去年のゴールデンウィークに、家族でレンタカー借りて木星に行ったんですよ、、、、とは、ならない。あいにく、「猿の惑星」も「恋する惑星」も観てないから、その話にも繋げられない。あっ、そういや、こないだ帰りが遅くなるからお母さんに頼んで録画してもらったアメトーーク!が「惑星大好き芸人」だった、、、、とはならない。アプローチを変えます。


 どうして主宰・東京ドム子氏がこのタイトルにしたのか考えてみようと思います。しょうじき、台本の中に人工衛星を飛ばす描写はないですし、人類火星移住計画の記述もないです。でも、遊星。これはどういう意味なのか。特に意味はないよ、とか言われたらあれなんですけど、美しい響きと字画を持つ言葉であることは確かです。どうして、夢を見ていたら、遠くの星になってしまうのだろう。そして何故、惑う星ではなく、遊ぶ星なんだろう。


 主宰の書いたテキストを読んでいると徐々にわかってきました(気がしました)稽古場運営や彼女のつける演出をみても。この話は、極めて愉快で遊び心あふれるお芝居です。主宰の飄逸が漂う世界観の中で、6人の役者がいい感じに野放図に、時にカチッとコチっとするお芝居です。

なんていうんですかね、面白いです。芸術でも娯楽でも括れない感じが、フワフワして。


「音痴の夢を観る観るうちに、遠方の遊星になるとゆう」ぼくは、このタイトル好きです。もし、このお芝居のタイトルが「じゃんがらラーメンクライシス」だったらオファーを断ってますもの。いや、嘘。それもいいなぁ、楽しそう。立石さんがラーメン屋の大将で、ホールを担当してる妻役を奥さん。ぼくは、大将の見習い役かな。最初は親父のことが嫌いだけど最終的に好きになる高校生の娘役に白鳥さん。千代さんが常連さんで、城野さんがそのお店を危機に陥れる黒幕、みたいな…笑 なんでもないです。


12月1.2.3日 早稲田小劇場どらま館にてお待ちしております。ぜひ、お腹を空かせてお越しください笑